神奈川県のデントリペア専門店。
トラストデント厚木店の田邊です。

当店は2013年マスタークラフトマンに合格!
デントリペアに最適な環境で、じっくり、慎重に施工させて頂きます。

お客様からのご要望もありましたので久しぶりのブログ更新です。

今回は、お問い合わせの多いプーリング工法について幾つかご紹介します。
本来、デントリペアはヘコミを裏から慎重に押し出す事で元の状態に戻す技術です。
ですが自動車の構造上裏から押せない場所もあります。そのような裏から押せない場所のヘコミを塗装表面から引っ張り上げる技法が『プーリング工法』です。
塗装表面を引っ張り上げるので、力任せに直そうとすると塗装が剥がれてしまいますし、どんなヘコミにも対応出来る訳でもありません。
塗装を傷めない範囲の引っ張る力でヘコミを修復するには非常に高い技術と経験、ノウハウが必要になります。
詳しい作業方法と使用する道具についてはお伝えできませんが、参考までに施工例をご紹介します。

一台目はマツダ CX-5のCピラーです。
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ピラー部分のヘコミでご依頼が一番多いのが、洗車時にルーフをふきあげる際にピラー部分に手をついて体重をかけてしまった事が原因のヘコミです。
CX-5の様なSUV車はルーフが大きく車高も高いので特に洗車時に注意が必要です。
お客様にお聞きすると、『こんな簡単にへこむとは思わなかった』と仰る方が非常に多く、気が付いた時には左右のピラー全体に数十か所という事もあります。
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上の写真は右リヤドア上からリヤのCピラーです。
普段ヘコミを見つけるのは、この様に景色が映り込み歪んで見える時が多いと思いますが、ボディー色や周りの環境次第では気付きにくい事もありますので、実は新車購入時に既にへこんでいた。何て事も実際にあるくらいです。
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店舗に入れてシャッターを閉めるとこんな感じで見えます。
余計な映り込みが無くなりシャッターの線が基準になるので、景色の映り込みよりもヘコミが確認しやすくなります。
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天井の蛍光灯の映り込みでも確認出来ます。
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リフレクターボードで見るとこんな感じです。全体で確認出来るので見落としやヘコミの大きさを正確に見る事が出来ます。
この様な手で押して出来たヘコミは全く問題無くプーリング工法で修復出来ます。新車時の焼付塗装でしたら塗装が剥がれる心配も先ずありません。


施工後です。
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ヘコミの数が多くなると施工代金は高くなってしまいますが、それでも鈑金塗装の代金よりもお安く出来る事が殆どです。当然、仕上がりはデントリペアの方が良いです。


続いて二台目はマツダ アクセラです。
こちらもマツダ車ですが、特別マツダ車がへこみ易いと言った訳ではありません。
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ヘコミの場所はルーフの左後方です。
ルーフパネルはヘッドライニング(天張り)を外せば問題無く裏からヘコミを押せるので、本来はプーリング工法の必要はありません。ですが状況によってはプーリング工法で施工した方が良い事もあります。
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先ず、ヘッドライニングの脱着には工賃が別途かかる事。
そしてヘッドライニングの脱着に抵抗を感じている方が多い事もプーリング工法でのメリットになります。
ヘッドライニングの脱着は自動車のトリム脱着作業の中でも特に多くの部品を外す必要がある為、お車を大切にされている方にとりましては脱着作業その物にストレスや不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。
裏から押す通常のデントリペアよりも手間や時間、高度な技術も必要になってしまいますが、技術力でカバー出来るのであれば多少お時間が余計に掛かってもお客様の不安が和らぐ事を重要と考えています。(勿論、綺麗に修復出来る事が大前提です)
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『急がば回れ』的な考えでしたらヘッドライニングの脱着は必須のヘコミの状況です。
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施工後です。
作業で触ったのはヘコミ表面だけです。(ドアすら一度も開けずに終了です)
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最後にレクサスNXのAピラーです。
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こちらの施工はプーリング工法では困難な内容になります。
完全には修復しきれない場所もある為、本来はデントリペアの施工は不可と判断するヘコミですが、鈑金塗装のデメリットに対してデントリペアでの修復しきれない度合い等を考慮するとデントリペアでの修復の方がメリットがあると判断しました。勿論、オーナー様のご希望があってのお話です。
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運転席側のAピラーに大きめのヘコミが二か所、間に一か所あります。
塗装に割れ等の致命傷は無いですが、プーリング工法での施工にはプレスラインの潰れとパネル際までのヘコミは非常に困難なヘコミになります。
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特に今回のヘコミで修復しきれない場所はガラスモール際までヘコミが及んでいる部分です。
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塗装が剥がれない範囲の弱い力で引っ張り修復していく為、硬い部分が何処まで復元出来るかにかかって来ます。
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後ろ側のヘコミの方が大きいですが、物理的にどうにもならない部分が無いので手間を惜しまなければ綺麗に修復出来ます。
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施工後です。
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上の写真の中央部分が修復しきれていない部分です。
査定で減点される事は無いと思いますので、オーナー様が気になるかどうかですが、コメントを頂いていますのでご紹介します。
オーナー様からのコメント
【先日はレクサスの修理して頂き、ありがとうございます。
ピラーの部箇所も凹んでしまい、元通りに直す方法はないかと、調べた結果、デントリペアの存在を知りました。
ピラーの部分だったので、もう直らないのかと半分諦めていたのですが…
修理後、どこが凹んでいたのか、分からない位、キレイ直っており、想像以上の技術にとても感動しました。
大切な車をキレイに修理して頂き、
本当にありがとうございました。】

施工終了後に修復しきれていない箇所をオーナー様にご確認頂きましたがご満足頂けてホット一安心です。
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すり傷等は太陽光の方が見える事があるので外に出して太陽光でも確認です。
キズもほとんど気にならない程度でしたので施工終了です。


今回は久しぶりのブログ更新なので大分長くなってしまいましたが、プーリング工法についてお分かり頂けたでしょうか?
プーリング工法は通常のデントリペアよりも対応出来るヘコミも限られてしまいますし、高い技術も必要になります。
もしもご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

当店のHPはこちらhttp://tdg-atsugi.com